滝谷 聖子

利用者さんの人生の最期に寄り添う
介護施設でしかできない、貴重な経験をしていると思う

PROFILE

滝谷 聖子

滝谷 聖子

医療施設の看護師として長く働いていたが、引っ越しを機に2020年に一恵会に転職。5人の子どもを育てながら、仕事と私生活のバランスを保ちつつ、楽しく働いている。

子育て中の女性がとても働きやすい職場

私は介護施設の看護職員として働いています。施設内の看護職員は、正職員が3名、パートさんが1名います。

もともとは医療施設の看護師として働いていたのですが、一恵会の近くに引っ越しをしてきたので、それを機に一恵会に転職をしました。

働き始めた時点で妊娠中だったので、半年後に産休・育休に入り、産後6ヶ月で仕事に復帰しました。

スタッフの皆さんがすごく理解があって、子どもが熱を出して保育園から「お迎えに来てください」と言われたときも、優しくサポートしてもらうことができました。私には子どもが人おりますので、本当に皆さんには助けられています。

職場には子育て中の方や、子育て経験のある方も多く、男性職員も理解して協力してくださるので、本当に働きやすい職場だなと思います。

利用者さんの体調管理や怪我の処置、服薬管理などを行う

看護師の仕事は、利用者さんやショートステイで来られる方の体調管理がメインです。そのほかにも、褥瘡や怪我の処置、軟膏の塗布などの仕事があります。

また、食事が摂れない方に関しては経管栄養を行いますし、点滴・吸引が必要な方もおられます。服薬管理や服薬の介助、医師の診察の補助も行います。

うちの施設は介護職員と看護職員の仲が良く、お互いに立場を尊重し合いながら、助け合って仕事をしています。利用者さんのちょっとした変化も、介護職員の方が気付いてくださることも多く、それに対して私たちもすぐ対応する形で、常に情報共有をしながら動いています。

利用者さんの背景を理解しながら寄り添う

私が仕事をする上で心がけているのは、利用者さんお一人お一人の個性を大事にして、その方の背景も理解しながら寄り添うことです。その方が今まで生活してきた環境を理解しつつ、コミュニケーションをとるようにしています。

また、常に笑顔を絶やさないようにすることと、人生の大先輩である利用者さんへの、敬意の気持ちを忘れないようにしています。

逆に大変だなと思うのは、利用者さんが急に体調を崩されたり、容体が急変されたときですね。そんなときは、バタバタと救急車を呼ぶこともあるんですよ。看護師も急性期の対応をしなくてはなりませんから、とても大変です。

でも、そういう経験をすることで、看護師としても成長できるのかなと思っています。このような緊急事態のときも、職員が皆一丸となって協力し合うので、何とか乗り越えられています。

いろいろなことはありますが、やはり利用者さんに「ありがとう」という言葉を言っていただいたときは、本当にうれしいし力になります。そしてこの施設でできる限りの医療を提供し、利用者さんが回復されたときは、すごくやりがいを感じます。

介護施設は生活の場ですので、ときには利用者様が最期のときを迎える瞬間に、立ち会うこともあります。そのときに、その方の人生の最期に寄り添って、共にそのときを迎えさせていただくというのは、介護施設でしかできない経験です。

病院でも患者さんの最期に立ち会いますが、それとは違う、利用者さんとの深いお付き合いがあってこその思いがありますね。

何でも言い合える、明るくアットホームな職場

職場はとてもアットホームで、看護師も介護士も事務の方も、職種に関係なく皆とても話しやすいですよ。

本当に明るい人ばかりで、何でも言い合えるし、笑顔が絶えない職場です。何かいいことがあれば皆で喜び、解決すべきことがあれば皆で考えるといった形です。

今後の私の目標としては、やはり利用者さんにとって介護施設は人生最後の場所になるので、少しでも長く楽しく過ごしていただけるよう、医療的サポートができたらと思っています。

これから入職を考えている方も、うちはとても働きやすい職場ですので、安心して入ってきてください。私がそうだったように、子育て中の女性を温かく迎え入れていただけますし、経験がない人も丁寧に教えてもらえます。ぜひ一緒に働きましょう!